転職のメリット・デメリット 転職するか悩んだら見て欲しい3つの注意点


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人間関係がつらい、労働時間が長い、土日に休みたい、年収が上がらない、大手で働きたい、Uターンしたい、もっと裁量権をもって仕事がしたい!など、仕事をしているといろいろと悩むことも多いですよね。

悩んでいく中で、転職をしようかな?と思ってもいまいちよくわからない、踏ん切りがつかなくて悩んでしまう。けどやっぱり今のままではいけないという葛藤の中、日々悶々と過ごしているあなたに。

 

キャリアアドバイザーとして私が相談に乗る際に意識して聞いている「本当に転職した方がよいのか?」「その悩みは現職で解消できないのか?」という観点のお話です。

 転職のメリット・デメリット

現職を続けるか悩んだとき初めに思いつくのが’’転職’’だと思います。

そんな転職に対して私の考えるメリットとデメリットを記載します。もちろん各人の状況や求めるものによってメリット・デメリットも変わってきますので、あくまで私がキャリアアドバイザーをしていて感じている一般的なものとして書かせていただきます。

 

メリット

①理想の働き方に

働き方、年収、勤務地、残業時間、苦手な上司、よりスキルの付く仕事内容、様々あると思いますが、転職をすることでこれらが理想に近づくないしは理想通りのものになる可能性があります。

やはり、人間ですからより楽しい仕事や楽な仕事、働きやすい環境、スキルの付く仕事をしながら年収が上がり、尊敬できる上司のもので働きたいと思いますよね。

転職をするとそういった環境が手に入る可能性も大いにあります。

 

②思わぬ副産物も

転職活動がうまくいった場合、思わぬ副産物も得られる可能性があります。

生涯年収のアップなどもそうですね。目先の年収アップのみを考えた転職をしてしまうとこの観点は抜けてしまいます。提示された年収が今より低くても、将来的に長い目で考えた時には生涯年収が上がっていたなんてこともあります。

他にも、視野が広がっていくことも挙げられると思います。前職では常識であったことが非常識であったり、当たり前のように使っていた言葉が業界用語であったりと、転職をするといろいろな気づきがあり、それにより自身の視野や物事に対する考え方も広がっていくことが考えられます。

 

デメリット

①人間関係構築

やりたかった仕事、年収のアップ、残業時間が減らせた、など理想の働き方は叶ったかもしれません。

しかし人間関係は0から作らなくてはなりません。うまくいかないリスクもあるでしょう。

 

②ボーナスがもらえない・減る

これはタイミングや就業規則にもよりますが、「賞与支払い日に在籍または退職が決まっていないこと」が賞与支払いの条件になっている会社もあるようです。

現職中の方は、転職を考える際には退職交渉のタイミングも考えた方がよいと思います。

 

また、転職先においても一番初めに来るボーナスは満額でない方が多いので、その点にも注意が必要です。

 

③思わぬキャリアダウンになることも

良く調べず、一時の感情で転職先を決めてしまうと、思いもしないキャリアダウンや年収ダウンなど、不測の事態に陥ることもあります。

よくあるのが、エージェントなどを通さないで活動しており、書面で内定通知書や雇用条件通知書を受け取らずに口頭のみで条件に合意し、サインをしてしまい、入社後に聞いていた条件と違っていたというトラブルです。

 

転職に関しては賛成派ですが、しっかりと考え作戦を立てた上での転職をお勧めいたします。

 

転職を考える上での注意点① 本当に転職すべきなの? 

現職から仕事を変えたい、そう思った際にはまず’’転職’’という選択肢でよいのかをしっかりと考えましょう。

上述の通り、転職にはメリットもありますがデメリットもあるので、しっかりと考えずに転職をすると失敗する可能性もあります。

 

異動で転職理由は叶いませんか?叶うのであれば異動を打診してから転職を考えるのでも遅くないかもしれません。

 

まずはしっかりと考えてみましょう、本当に現職で状況を変えられないのでしょうか?

 

転職を考える上での注意点② 状況の原因を考える

現職で状況を変えられないのか考えるうえで大切なのは、何故その状況が起こっているのか原因を考えることです。

例えば「年収を上げたい」と考えて転職を考えている方。

今の年収が不満ですか?それとも5年後10年後の年収が上がっていかないことが不満ですか?

それの違いによって対応内容は大きく違います。

 

以下からは例えばの話をいたします。

 

①今の年収に不満

今の年収に不満な場合、現職の利益率や収益体制について考えてみましょう。

会社の利益率が低い場合、給与も低くなっている場合が多いです。

業界的に低利益の場合、転職でも別業界を考えた方がよいでしょう。

また、同期や先輩たちはどうでしょうか?自分の社内評価は?給与制度としてあと数年経つ・成績を残すことで年収が上がるかもしれません。

どんな状況で何故今の自分の年収が低いのかを認識しましょう。

 

②将来的に上がっていかないことが不満

今の年収には満足だけど、将来的な昇給に不満がある場合には、なんで将来的に年収が上がっていかないのかを考えましょう。

例えば「昇給制度が整っていない」「役職者は全て親会社からの天下り」など原因があるはずです。

 

4.転職を考える上での注意点③ 解決できないのか確認をする

転職を考えるうえで一番大切だと私が思うのは、原因を見つけた上でそれが解決できないのかということです。

上記ではマイナスな印象の転職理由で書いておりますが、「スキルを付けたい」「キャリアアップしたい」などの前向きな転職理由であっても同じです。

まずは現職のままでその不満や原因が解決できないのかを考えてほしいと思います。

 

①今の年収が不満

今の年収が不満で、どうやら原因は給与制度で、あと3年経てば年収が上がることが見えていたとします。

それでも転職をしますか?

 

②将来的に上がっていかないことが不満

今の年収は悪くはないが将来的に上がっていかないことが不満だとします。

その時、原因として役職者は親会社からの天下りが多く、実績としてプロパー社員(自社への新卒入社)の役職登用率が非常に低い場合、いくら自分が成績を残したとしても一般的な会社よりも役職が上がる・年収が上がる確率は非常に低くなります。

 

それでも現職に残りますか?

 

最後に

上記のように、原因を考え、それを解決できないのかを考えた上で解決が難しそうなのであれば転職を考えられた方がよいと思います。 

転職活動も転職も、やはり思った以上に精神的身体的なストレスは掛かります。

ですので上記のような確認をしっかりし、明確に転職をすることを決める。

また、上記確認をすることで自分は転職において何を解決すべきなのかが明確になるので、漠然と悩み始めた時には、何に悩んでいるのか、その原因は何なのか、それは現職のまま解決ができないのか。

しっかりと考えた上で転職をするのか否か考えましょう。

もちろん、その不安や不満を明確にするための相談もキャリアアドバイザーは承ります。

 

個人的にもお話はできますのでお気軽にご連絡下さい!